2006年3月7日火曜日

スナップ撮影




午後、私の作品のスナップを撮るため、「たまゆら」展示会場へ。
今日は、画を描かれる人たちが集まっていて、アートの話に花が咲く。
明るい前向きな会話があって面白かった。
手芸関係、特に刺しゅう関係の展示では、作者への褒め殺し大会はあっても、こういう会話は滅多にないから。
スナップ写真、私の腕が悪いため、真っ赤な作品の質感がうまく撮れなかった。
実は、療養中のとある方に、気晴らし代わりに作品を観てもらおうというつもりもあって急ぎ撮影したわけ。
これからは、刺すだけじゃなくて、カメラ・ワークも勉強しなくちゃいけないみたい。
勉強することたんまりです。

今日の1枚は、会場に向かう途中での梅林。
日本の古いテキスタイルでは、梅の花のモチーフは定番だ。
誰が見ても梅とわかる、ある意味、記号のようなシンプルなマーク。
ところが、日本の古い衣装、特に歌舞伎や能衣装などを見ると、そのシンプルさに微妙な変化を加えて斬新に見せるという工夫がある。
アウトラインを太くしたり、花芯の向きを変えるなど、ちょっとしたことなのだが、それだけで表情が違うものになったりする。
子供向け絵本で有名なディック・ブルーナだが、彼の描くうさぎのミッフィーの表情は、時代によって微妙に違う。
顔が丸っこかったり、目の位置が低かったり、口がおちょぼになってみたり。
私は、作者がその時代のにおいを敏感に感じ取って、作品が古臭くならないように反映させているからではないかと、勝手に思っている。
きっと、梅のテキスタイルも、そうではないかと。
昔の衣装のデザイナーが、
「次の公演は、この太いアウトラインで印象付けましょう」
などと舞台裏で打ち合わせしてたり、なんてね。
ちょっと楽しい想像です。

http://www.ne.jp/asahi/hiros/studio/

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