2009年8月6日木曜日

Thursday's lesson

木曜レッスンの日。
先日のG&セミ事件があったので、Gや昆虫の話モリモリ(^^;
「以前の部屋でGが出て・・・で、このステッチは?」てな具合で、傍から見たらスゴク変な教室だろうなあ。

少し前の話になるが、ある団体活動のお手伝いで簡単な刺しゅうを教えるということがあった。
何らのイベントをもとにネットワークを広げて情報交換していこうという集まりであって、刺しゅうや手作りが目的ではない。
だから、教材も「こんなの作って面白い?」というほど非常に簡単なワインポイント刺しゅうを小さな手提げに入れるというもの。
こうなると、私の役目は『教える』よりも『見守る』で、「何すりゃいいんだよ~」とトホホ気分だったが何もしないわけにもいかない。
たまに手が止まっている人に刺し方を教えると、「なるほど!」と喜んで自ら試してみる。
見知らぬ隣同士が、「あれは? これは?」と互いにステッチの手順を確認しあううちに語り始めて親しくなる。
「できた~」と完成品を目線に上げて微笑む人。
この空間では、『刺しゅう』が人にストレートな喜びを与えていたし、人と人をつなぐ媒介として社会的に役立っていた。

うちの教室はもっとレベルの高い内容を継続的に教えているけれど、創作意欲のある個人をある程度満たすだけのものであって、世の中に役立っているわけではない。
平易なワンポイント刺しゅうのイベントは社会的存在意義が明確にあったが、うちのレッスンにはそれが無い。
手工芸、ファインアートなどに言えることだけど、社会性がないものって、「へ~良かったね。好きにやってれば」と言われれば、それまでなんだよなあ。
これまでキット使用レッスンは知識の積み上げができないからと嫌がってきたが、そういうレッスンもアリかもね。
そこに社会的に価値があるなら、内容の深さや濃さに関係ないレッスン形態も悪くないかな。
今回のイベントを見ていて抱いた感想です。
少しレッスンのあり方を考えてみようと思います。

hiroko Inagaki art work
http://www.ne.jp/asahi/hiros/studio/

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