2010年8月29日日曜日

『ブリューゲル 版画の世界』観てきました

もう1ヶ月以上も前から、これは絶対に行こうと思っていた展示です。
なのに、ずぼらな私は思っただけで、そのまんま。
知人のサイトに最終間際で観に行った話があって、慌てて駆け込みで観てきました。

ベルギー王立図書館所蔵 ブリューゲル版画の世界。

私、この時代の雰囲気と、おどろおどろしいものって好きなんです。
アンタ薬でもやってんじゃねーの? って感じの奇天烈な発想。
もとからそういう幻覚が見える人間だったのではなく、こんなの? あんなの? と考えながら作られた幻想世界だと思うんです。
版画という商業出版界でも、考えることができる時間の流れがあったんじゃないかな。
と、ゆったりしたリュートの響きを耳にしながら思いました。
テーマは、厳しい宗教戒律であったり、社会観念。
なのに、画面いっぱいに広がる悪徳の幻想世界。
七つの罪源をテーマにした画面には、これオイラ! と思える、身に覚えのある悪徳行為をしている怪獣もいます。
そんな中、聖者はたいがい画面隅っこで小さく祈っているだけ。
世の中に蔓延する邪悪さに対峙する聖者のあまりに小さな扱いに、当時の宗教観は極めて厳格で一般的ではなかったのでは? という気がしてきました。
この展示、実は今日まで。
はっきり言って、うんざりするほどの激混みです。
でも、こういう世界観がお好きな方は最後のチャンスをお見逃しなく。
hiroko Inagaki art work

2 件のコメント:

  1. お☆間に合ったんですね☆
    点数も多いし、作品ごとに突っ込みどころ満載で、しかも混んでて、
    ちょっと不完全燃焼だったから、
    もう一度行きたかったけど無理でした。
    あの版画って、
    買った人は壁に飾ったりしてたんでしょうかねえ。ふふ。
    テレビも写真も無い時代の想像力、すごいですよね。

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  2. >mmiizzzさん
    駆け込みで観てまいりました!
    そちらのブログでヤバイ! と気づいてから土曜の時間延長をねらってスグに(笑)。
    混んでたけど、行ってよかったです。
    子供の図ったって単なる大人の縮小版で爺みたいなのがいたり、あれだけ空想の世界に走りながら、邪淫シリーズの肝心なモノはリアルだったり(笑)。
    版画の技術には疎いので、そんなとこばっかり観て素直に作品を楽しんできました。
    できたらもっとゆっくり観たかったし、企画の食事も堪能したかったな。
    気づいたときに、すぐに動かないとダメですね。反省!

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