2011年2月12日土曜日

カラカラだった関東平野に雪が降った。
昨日のレッスンのときは、少し湿度もあったし日も射していたので、本当に降るの? と生徒さんと話していたが、本当に降った。
表には人気がなく、たまに通る車がシャーベット状の雪の上でシャリシャリシャリシャリ・・・と音を立てながらゆっくりと通り過ぎるだけ。

私の部屋の南窓からの光景。


北窓からの光景。


うっすらと雪をかぶった多摩を見ていて、三好達治の「雪」を思い出した。

太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。

初めて読んだのは、確か中学か高校の国語の教科書だったと思う。
しんしんと降り続く雪と町の静けさ、そして家の中でじっと寒さをしのいでいる子供と母の姿が目の前にぱーっと広がってきて、興奮して涙が出たことを覚えている。
静寂と寂寥と人のぬくもりが一気に押し寄せてきて、胸がいっぱいになったからだ。
たった2行なのに!
ひとしきり感動したあと、詩の力、言葉の力に感銘した。

ちなみにこの詩、「眠らせ」という部分を「死なせ」と解釈する説もある。
詩が作られた時代背景を考えれば、ありうることだ。
詩に現実が入り込んでくると、やりきれない。

そんなことを考えているのかどうか。
うちのブースカ弥太郎も、初めて見る雪に興味津々であります。

そして私の手仕事は遅々として進まず・・・。
自分で作ろうとするイメージを早めに固めてしまえ! と、開眼しちゃいました。
いつも最後にやるんですけどね(^^;
家政婦は見た! っぽく作ってみようかと思います。

hiroko Inagaki art work
http://www.ne.jp/asahi/hiros/studio/

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