2011年3月24日木曜日

展示にあたり、ごあいさつ

稲垣ヒロ子「基本の刺しゅうステッチ展」
2011年3月23日(水)~28日(月)
  10:30~18:00 ※最終日17:30まで
galerie Y(イグレック) 
  東京都中央区新富1-4-1-2F

会場は、こんな感じでセッティングしてみました。

ぜひ、ご高覧くださいませ。
稲垣は、会期中は会場におります。
モシャモシャした頭を見つけたら、ぜひお声掛けくださいな。
こんなときですが、たくさんの方々とお会いできることを楽しみにしております。

下記に、今回の展示にあたってのごあいさつ文を転載しておきます。

この展示を目前とした2011年3月11日、
東北地方太平洋沖地震が日本を襲いました。
地震と、地震によって引き起こされた津波による大被害。
お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますと共に、
被害を受けられた皆さま、そのご家族に、
心からお見舞いを申し上げます。

幸いにして被害の少なかった東京近郊にあっても、
この地震は、これまで当たり前に感じていた価値観を一変するものでした。
人間の根源である「生きる」ことに直面したとき、
手芸、刺しゅうというものは、まったく非力なものです。
人の命を救うこともできず、生きる糧となることもありません。

自分にできることは何だろう?

私には、糸と布でものを生み出すことしかできません。
でも、作ったものが少しでも人の心を動かすことができるなら、
そこから震災に向けて動いてみようと思います。

当初、初心者向けのステッチ・サンプルのみを並べる展示の予定でしたが、
希望をもって歩むことを願って作った応用作品も展示しています。
作品をご覧になって、少しでも気持ちが明るくなりましたら、
ぜひ、その勢いを被災された方々へ分けていきましょう。
非力ではありますが、そんな形で震災に向けて風を送りたいと思います。

刺しゅうは、平和で豊かな世界でこそ意味が生まれます。
そんな世の中にいち早く復旧することを願ってやみません。

2011年3月23日
稲垣ヒロ子


hiroko Inagaki art work
http://www.ne.jp/asahi/hiros/studio/

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