2012年6月15日金曜日

展示の後日談(3)

先月の展示からすでに1カ月近く経とうとしています。
年取ってくると、加速して時間が過ぎちゃうから困るのよね~。

今回の展示は、展示というよりもイベントに近い内容でした。
音を出してもらうことが、私としては新しい試み。
とはいっても、展示テーマと合ったものを演出してもらわなければ相乗効果が出ません。
お互いに高め合うものがなくっちゃね。

テーマは自然空間。
だから「人生、破壊だぁーーーっ! みたいのだけはやらないで」

生徒さんのユニットもクリエイターです。
そうお願いはしましたが、彼女たちの感性と主体性を尊重してお任せしなければなりません。
本番前に、私から展示作品を提示をし、ユニットの演目とリハの確認などができればプロっぽかったのかな。
でも、お互いギリギリまで自分の制作準備で必死で・・・^_^;
あとはぶっつけ本番となりました。


生徒さんの
ヴォーカル・ユニット
Swingy Velvet』。

女性らしい
柔らかいハーモニーです。

彼女たちの画像に
必ず入ってしまう
帯状の作品。
何? コレ?


縦長の会場だったので、
かぶりつきの客席で鑑賞。

この画像にも帯状の作品。

緑と赤が見えるけど、
実はもう1本、
紫が手前に隠れてる。





実はですねえ、この赤・緑・紫の3部作。
アメリカのコンペに応募したところ、写真審査まではパスした作品です。
それが2010年後半のこと。

リーマンショック後、世界全体がうつむいてしまうような世相がありましたよね。
でも、下ばかり向いて悲観にくれていても何も変わらない。
顎を上げて、少しでも上を向いて胸を張ってもらいたい。
私は何もできないけど、上を向かせることはできるかも。

そう思って作ったのが、画像に見えている3部作でした。
だからタイトルは、「chin-up!」。

写真はパスした。
よっしゃ、次は現物送付だ!
必着時期を逆算しながら送付代金や価格設定したときの関税などを調べている真っ最中にやってきたのが、東日本大震災。
成田も羽田も動いてないし、そもそもガソリンも何もないという壊滅状態。
日本は今、そんなコンペの話どころじゃない!
残念だとは思いましたが、ほとんど迷うことなくコンペ棄権です。

待てよ? 顎を上げて、上を向くことが必要なのは、日本にいる私たちかも。
そんな気がして、震災後の展示に出すも来場者はほとんど無し。
当たり前か^_^;
天井が高い会場があれば再展示しようと思っていたら、めぐってきたのが今回の会場でした。

まあ、そんあ裏話はそう人に話すこともありません。
あんまり恰好いい話でもないし。
ところが、歌をお願いした Swingy Velvet の選曲が、作品にピッタリ!
何も話してもいないのに、「さくら」や「上を向いて歩こう」など、柔らかく気持ちを押してくれるような歌をアレンジしてくれていました。
作品の意図を代弁してくれるような選曲に驚いて胸が熱くなったと同時に、あまりの偶然性にビックリ。
離れて歌を聴きながら、事前のすり合わせまではできなかったけど、偶然にして生まれた強い相乗効果に本当に驚いていました。

こういうことがあると、自分はもしや強運では? と思っちゃうんだよな。
でも、これは強運なんじゃなくて、与えられた幸運なんだよな。
だから、幸運を与えてもらえるように、高いものを目指して頑張らなくちゃいけない。
背伸びせず正直に、でも高みを目指して一生懸命にものを作らなくっちゃな。

しみじみ、そんなことを思いました。

今振り返れば、他にもいろいろな出来事があったんですよ。
たくさんの気づきや、偶然、不思議がつまった展示でした。
それも、ご高覧いただいたみなさんのお蔭。
本当にありがとうございました。
これを励みに、前に進んでいこうと思います。
今後とも、よろしくお願いいたします。














そうそう、もう一つ後日談。

後でわかったのですが、Swingy Velvet スゴイ!

自分たちだけで作る初めてのライブ。
そう聞いていたのに、すでに追っかけの存在が。
うぬ~(-。-)、なかなかやるなぁ。

hiroko Inagaki art work

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